2月20日(土)は、磯子の根岸丸から、シロギス釣行(ショート船)でした。
当日は生憎の雨予報で、釣行するかどうか迷っていたのですが、雨の降り出しは11時頃との予想でしたし、風は穏やかな予報だったので、朝になって釣行を決めました。
13時頃に沖上がりのショート船なので、雨に降られる時間も短いだろうという考えもありましたしね。
根岸丸のシロギス船は、現在は毎日、ショート船スタイル(8時出船、13時頃納竿)で出船しているようです。今後、暖かくなれば、1日船スタイルに戻ると思います。
シロギス船の乗船者は8名でした。私は、右舷のトモに釣り座を取りました。
この日の勇樹船長は、「今日は深場に行こうと思ってます。深場狙いも今月一杯でしょうから、型さえ出れば、じっくりとやりたいと考えています」と、深場での釣りに意欲満々。
私も、この時期に深場で釣るのは、季節感を感じることができて、好きな釣りスタイル。
でも、他の乗船者の方々のことを考えると、イイのかな?と思ったりもしていたんですが、勇樹船長談 「この時季に、こういうシロギス釣りもあるんだということを経験してもらうのも大事じゃないかと思うんですよ」・・・う~む、なるほど。たまには、若坊主船長も良いことを言うもんだと、感心しました。(笑)
今回は、天秤用のタックルと、胴突き用のタックル(手前)の両方を事前にセットしておきました。折角の深場狙いというこうことなので、できることなら、往年の?落ちギス釣りスタイルで、天秤仕掛けで釣りたいとは思っていたんですが、胴突きが優位なようなら、そちらに切り替えようという、信念のない魂胆です。(笑)
釣り場は、猿島の沖合いの『ウワダナ』と呼ばれるエリアでした。今回狙った水深は、40mチョイ~50mチョイくらいでしたが、もう少し深いところもあるのだとか。でも、水深60m、70mでのシロギス釣りは、いくらなんでもねぇ~。
さあ、実釣開始です。
私が天秤仕掛けでスタートするのを見た勇樹船長 「オオッ、天秤で始めるんですか~。それは、昭和の落ちギス釣りですねぇ~。」
しかし、仕掛けが振り分け式なのを見て、「仕掛けは振り分けですか~。それだと、平成一桁ですかねぇ~。エダス式なら、昭和なんですけどねぇ~(ヒヒッ)」
悔しいので、しばらくしてから、仕掛けをエダス式に替えました。(笑)
開始早々から、ポツリポツリと型が見れて、ホッと一安心です。
潮止まりの時間帯なので、潮の流れは無いようですが、魚の食い気はボチボチとあるようです。
ただ、小さめのサイズも結構混じってきて、これは、やはり潮が無いからなんでしょう。
水深は45~50mくらいの深場ですが、キャストして、少しでも、広めに探るイメージは持って釣っています。
着底後のステイで、アタリが出ることも少なくないので、魚の食い自体は悪くないと思いましたし、天秤仕掛けも合っている印象でした。
釣り方は、オモリ着底後、6、7秒ステイして、着底フォールでのアタリを待ちます。
アタリを感知しなければ、ゆっくりと聞き上げて、少し仕掛けをずらします。(この聞き上げで、アタリを感知することもありますね)
シェイキングの誘いを入れたあと、やはりアタリを待ちつつ、6、7秒ステイして、アタリが無ければ、ゆっくりと聞き上げてアタリを聞きつつ、今度は少し大きめに位置をずらします。
こんな釣り方をメインにやっていましたが、シェイキングの誘いには反応してくる感触がありましたしね。
2流しを終えて、釣果は16尾でしたから、悪くはない展開ですね。
この時、左舷のミヨシで、胴突き仕掛けで釣る常連のA藤さんの釣果は私の半分くらいとのことでしたから、天秤優位な状況だったのかもしれませんね。
しばらくすると、勇樹船長から、表層の潮だけは動き始めた旨のアナウンスがあります。
ただ、底潮は流れていないようで、二枚潮気味の感触が伝わってきます。
キツい二枚潮ではないので、釣り方はほとんど変えずに釣っていますが、アタリの出方とかは微妙に変化してきているような。
着底フォールでアタリが出ることはほとんどなくなり、シェイキングの誘いを入れたあとの聞き上げでアタリが出るパターンが多くなってきたように感じていましたが、これは二枚潮と関係があるかどうかは分からず、とにかく、釣れるパターンの釣り方で釣っていたってところでしたね。
ニラミアマダイです。通称、パックンチョ2号。以前は、中の瀬辺りで、たくさん釣れたこともあったのですが、最近はほとんど見かけなくなった絶滅危惧種?です。
アタリは断続的に続いてくれていますが、勇樹船長を通じて伝わってくるA藤さんの釣果を聞く限りでは、胴突きでも釣れるような状況になってきたようです。
と言うか、私の方が釣果が伸ばせない状態なので、胴突き優勢の状況なのかもしれません。
段々と底潮も流れ始めてきているということなので、天秤仕掛けが優位になりそうに思っていたのですが、実際は違う展開になっていて、この辺はよく分からなかったですね。
天気予報どおりに、11時少し前から雨が降ってきてしまいたが、大した降りではなく、途中、降り止む時間帯もあって、ほとんど気にならなかったですね。
胴突きで釣れる情報もありましたし、天秤との比較もしてみたい気持ちもあって、昼頃から、胴突きタックルに替えてみることにします。
胴突きに替えてすぐに、この日最大の23cm超の大型が釣れて、びっくりぽん。
胴突きの方がデカいのが釣れるの?とか思ったけど、その後の状況を見ると、これはたまたまのことだったみたい。(笑)
それでも、その後も順調にアタリが続いてくれます。
アタリの出方は、天秤よりも良い感触があります。
ただ、天秤よりも掛け損じが多くて、それで餌を取られてしまうこともあって、そんな時の空で仕掛けを回収するのが、面倒に感じましたね。(深いですからねぇ~)
それと、天秤と比べると、誘いで食わせる感触が薄くなってしまうので、少し釣れちゃった感が出ちゃうのが、若干面白味に欠けるかなという思いはありました。
でも、ゼロテンションでステイして、微かなアタリは感知できて、そこから、どのタイミングでアワセにいこうかとか、どの程度のテンションの加減が最も釣れるかとか、天秤とはまた違った面白味はあったようには思います。
胴突きでも十分に釣れる感触がありましたが、ワタシ的には、深場での釣りは天秤の釣りの方が釣趣を感じるかなと思って、天秤に戻してみます。
しかし、アタリの出方がかなりカッタルイです。
胴突きでは着底フォールで食ってきたりもしたんですが、天秤ではそんなこともなく、アタリがなかなか出てくれないんです。
1流しは我慢して、天秤で釣ってみましたが、かなりのペースダウン。
次の流しは、また胴突きに替えて、アタリの出方も戻ってきました。
やっぱり、天秤優位の状況、胴突き優位の状況、それぞれあるんですねぇ~。
この流しの最中に、沖上がり時刻の13時が到来して、最後まで流しきって、納竿のアナウンスが出されました。
最終釣果は、12~23.5cmのシロギス 59尾でした。
外道は、上記のニラミアマダイが1尾だけ。
船中釣果は、23~59尾とのことでした。
サイズは小~良型の混じりで、深場だからといって、良いサイズばかりが釣れるということはなかったですね。
今回は、深場狙いで通すことになって、往年の?落ちギス釣りスタイルの釣りを満喫できました。
中の瀬辺りの20m前後の釣り場でも十二分に釣れる状況下で、わざわざ50mダチの深場に行かなくても・・・というのが、ごくフツーの考えだとは思いますが、敢えて、深場狙いをチョイスするのが、勇樹船長らしさ。
そこには、ノスタルジックな思いもあるでしょうし、季節感を尊重する気持ちもあるでしょう。
私には、勇樹船長のそういうところに、シロギス船の船長としての矜持が感じられて、魅力を感じてしまうんですよね。
勇樹船長のブログは、 コチラです・・・・シロギス釣りに熱いですっ!
〈釣行メモ〉 (2月20日(土) シロギス釣り 於:磯子「根岸丸」)
【潮 汐】 干潮9:18(中潮)
【潮 色】 やや澄み
【天 候】 〔天気〕くもり後時々雨 〔風〕北東4~6m
【釣り場】 横須賀沖(水深50m前後)
【釣り座】 右舷大ドモ(乗船者8名)
【タックル】<天秤> 〔竿〕えさ政キスSP180、〔リール〕アルデバラン51(レフトハンドル)、〔道糸〕PE0.8号。
<胴突き> 〔竿〕アルファタックル夢人comono湾フグ190、〔リール〕アルデバランMg7(レフトハンドル)、〔道糸〕PE0.8号。
【仕掛け】 <天秤> 全長80cm or 55cmのエダス式2本針仕掛け(ハリス0.8号、針キスSP8号)他、オモリ15号。
<胴突き> 幹糸1.5号、捨て糸10cm、ハリス間隔40cm、ハリス1号30cm、 針キスSP8号の2本針仕掛け、オモリ15号 。
【釣 果】 シロギス 59尾(12~23.5cm)
【船中釣果】 23~59尾
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